【住宅ローンの審査にも必要】登記情報提供サービスから土地の登記情報を取得する方法

筆者は現在住宅購入のための土地探しをしているのですが、ここにするかもしれない、と思った土地は登記情報を取得してみることにしています。今回は土地の登記情報を取得するメリットと取得方法を紹介します。332円かかるのでご注意ください。
また、住宅ローンの審査に必要な場合もあります。ハウスメーカー側が用意してくれることもありますが、自分で取得する場合は今回紹介する方法をお勧めします。
登記情報を取得するメリット
現在の所有者がわかる
物件の掲載情報に載っていることもありますが、この方法であれば確実に知ることができます。所有者がその土地を販売している不動産会社だった場合は仲介手数料がかかりません。筆者は一度、不動産会社が自己所有している土地であるにも関わらず「特別に仲介手数料を無しにします。ただしこれ以上の値引きには応じません。」と交渉する前からクギを刺されたことがあったので、以来気にするようになりました。
抵当権が設置されているかどうかがわかる
通常、土地をローンで購入する場合はその土地を担保に銀行から融資を受け、返せなかった場合は土地が銀行に差し押さえられます。この土地を差し押さえる権利を抵当権といいます。
つまり、土地が販売されているのに抵当権が設置されているということは、売主が土地のローンをまだ払い終えていないということになります。
抵当権がついたままの土地を購入する場合のリスクは次のとおりです。
- 購入した土地が突然競売にかけられることがある
- 住宅ローンが組めず、そもそも購入できない場合がある
このようなリスクを回避するために事前に抵当権が設置されているかどうかを確認して、購入時には抹消してもらえるかどうかを聞いておけると安心です(念押しで抹消登記の費用負担者も聞けると尚良し)。
登記情報の取得手順
登記情報提供サービス
https://www1.touki.or.jp/

上記画面から一時利用の利用申込を押下。

画面下部の同意するを押下

必須入力を全て入力したら次へを押下。
※入力したE-MAIL宛にログインIDが届き、この画面で指定したパスワードでログインします。

入力内容に問題が無いことを確認して登録を押下。

間もなくしてメールが届く。

メール内のリンクを押下。

ログインへを押下。

ID番号は自動入力されているため、一時利用者登録画面で指定したパスワードを入力してログインを押下。

不動産請求を押下。

所在のプルダウンから都道府県を選択することで所在地選択もしくは直接入力ができるようになる。
例に従って市区町村以下まで入力したら地番検索サービスを押下。

規約に同意します。にチェックし、今回はPCで実施しているためPCで利用しますを押下。

上記は例として鎌倉芸術館を検索。
青字の地番をクリックすることで選択地番に値が入るため、地番送信を押下。

請求内容を選択し、確定を押下。

対象をチェックして請求を押下。

請求した登記情報がマイページに現れるようになるため、表示・保存を押下して登記情報のpdfをダウンロード。ただし請求してすぐには表示できないことがあるため、最新表示を何度か押下して確認する。

以上。
終わりに
土地販売のご担当者の方との信頼関係が築けている場合は教えていただけるような情報と思います。ただ、皆が善意の販売者とも限らないので、このような手段を知っていることで多少の自衛にはなるかと思います。
同様の手順で地図証明なども取得することができるので、詳しくはサービス概要をご確認ください。
登記情報提供サービス – サービス概要
https://www1.touki.or.jp/service/index.html#service_02
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